最近スーパーやフルーツショップで見かけることも多い晩白柚。
すごく大きい柑橘類、という漠然とした印象ですよね。
さらに、文旦やザボンというみかんより大きい柑橘も聞いたことがありませんか?
これら3つの柑橘は、実は全部ザボンなんです!
この記事では、晩白柚・文旦・ザボンの違いや共通点について詳しくお伝えします。
晩白柚と文旦とザボンは全部ザボン
そもそも「なんて読むのか分からない」という方も多い晩白柚ですが、読み方は「ばんぺいゆ」です。
晩白柚と文旦とザボンの違いや区別がつかないという方も多いですよね。
結論から言うと、晩白柚も文旦もザボンも全部ザボンです。
実は、文旦はザボンの別名で同じものを指しています。
また、晩白柚はザボンの品種名なので、晩白柚も文旦もザボンも全部ザボンということになりますね。
とは言え、文旦(ザボン)と晩白柚では違いがありますので、見分け方を詳しくご紹介します。
晩白柚と文旦(ザボン)の違い:見た目
まず見た目についてですが、晩白柚はその圧倒的な大きさが特徴です。
直径20cm以上にもなることがあり、重さも1kgを超えるものも珍しくありません。
その堂々とした姿は、まさに「柑橘界の王様」といったところです。
一方、文旦は晩白柚より少し小ぶりで、直径10~15cm程度で、みかんよりも大きく晩白柚よりも小さいというサイズ感です。
晩白柚と文旦(ザボン)の違い:皮の厚さと食べる部分
皮が非常に分厚いことでも知られている晩白柚ですが、黄色い外皮の下にはなんと3cm近くも白い綿のような皮があります。
中の果肉はひと房が大きく、ジューシーで食べ応えがあります。
文旦も皮は厚めですが、晩白柚ほどではなく1cm程で、中の果肉部分はやや小さめです。
晩白柚と文旦(ザボン)の違い:皮の剥き方
晩白柚、文旦はどれも皮が非常に分厚いので、みかんと同じように手で剥くのは大変です。
皮を剥く際には、まずはナイフで切れ目を入れる方法がおすすめです。
果肉を傷つけないように気をつけながらヘタを落とし、上から下に6~8等分するイメージでナイフを入れると、あとは手で綺麗に皮を剥くことができますよ。
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晩白柚と文旦(ザボン)の違い:味やにおい
味や香りについてもそれぞれ個性があります。
晩白柚はさっぱりとした甘さとほのかな苦味が特徴で、上品な香りが漂います。
一方で文旦は甘みと酸味のバランスが良く、爽やかな味わいです。
この香りが好きな方にはたまらない魅力ですね。
文旦には多くの品種があり、その品種によって特徴が異なりますので、一概には言えませんので参考程度で考えてくださいね。
晩白柚と文旦(ザボン)の違い:産地
産地についてもそれぞれ異なります。
晩白柚は熊本県八代市が有名な産地で、高級感のある果物として知られています。
文旦は高知県や鹿児島県など、日本国内で広く栽培されています。
土佐文旦が特に有名で、文旦の9割が高知県で作られています。
晩白柚と文旦(ザボン)の違い:旬の時期
旬の時期にも違いがあります。
晩白柚は12月から2月頃までが旬で、この時期に最も美味しくいただけます。
文旦は少し遅れて2月から4月頃が旬となります。
水晶文旦などハウス栽培の文旦もあり、そちらはもう少し早い10月から12月にかけて出荷されるので、半年以上楽しむことができますよ。
晩白柚と文旦(ザボン)の違い:値段
最後に値段についてですが、晩白柚はその大きさや希少性から比較的高級なフルーツとして扱われています。
晩白柚はひと玉3000円~5000円程するので、日常的に食べるのは難しいかもしれません。
一方で文旦は晩白柚より手頃な価格で手に入りやすく、ご家庭でも気軽に楽しめる果物です。
文旦は1個300円程度で購入することができますし、大きさもみかんより大きいので1個でも満足できるサイズですよ。
まとめ
以上のように、晩白柚、文旦、サボンにはそれぞれ異なる特徴があります。
大きさや味わい、香りなど、それぞれの個性を知ることで選ぶ楽しさも広がりますよね。
特に晩白柚の迫力あるサイズ感や上品な甘みには驚かされますし、文旦やサボンの爽やかな酸味も魅力的です。
ぜひ機会があれば、それぞれ食べ比べてみてください!