全国でカメムシ大量発生のニュースが話題になっていますね。
びっしりと木に付いているカメムシの映像を見て思わず悲鳴を上げてしまいました。
遭遇したくないカメムシですが、日本や世界でカメムシが存在していない地域はあるのでしょうか?
カメムシが出やすい時期や季節、天敵も合わせて調査しました!
ぜひ参考にしてくださいね。
カメムシが存在していない地域はある?
2024年はカメムシが大量発生してます…!
できれば出会いたくない虫トップ3に入りそうなカメムシですが、この世界でカメムシがいない地域はあるのでしょうか?
カメムシの日本全国の生息域
日本全国でカメムシが完全にいない地域というのは存在しません。
カメムシは温帯から亜熱帯にかけての広い範囲に生息していて、日本のほとんどがカメムシの生息域になっています。
東京はもちろん、北は北海道、南は沖縄までまんべんなくカメムシは生息しています。
都会でも田舎でもあまり関係ありません。
ただし、高山や極端に寒い地域などではカメムシの数が非常に少なくなる場合があります。
実際に、2024年5月24日時点では、東北地方や北海道、長野県や新潟県などではカメムシ注意報は出ていません。
しかし、残念ながらこれらの地域でも完全にいないとは言い切れません。
では他の国ではカメムシがいない場所があるのでしょうか?
カメムシの海外の生息域
残念ですがカメムシは世界中の様々な地域に生息しています。
日本と同じく、高山や極端に寒い地域、砂漠などではカメムシの数は少なくなる可能性があります。
カメムシは世界に約40000種もいて、日本だけでも1300種以上という多くの種類がいます。
日本でよく見るカメムシではありませんが、それぞれの地域の気候や環境に適応しているカメムシが存在するのです。
ですが近年、日本固有のカメムシであるクサギカメムシが貨物船にまぎれこんでニュージーランドで発見されたということが話題になっていました。
日本のカメムシがさらに海外に広がっているなんて、考えるだけでも恐ろしい事態ですね…!
カメムシが出る時期、季節は?
カメムシはシーズンを通して出ますが、特に多い季節は秋です。
・春…4月ごろから繁殖期を迎える
・春~夏…5月~8月に産卵し1~2週間で孵化
・夏~秋…1ヶ月かけて成虫に成長
・秋~冬…越冬のため家やベランダに侵入
つまり、成虫になる9月ごろが一番カメムシの数が多くなります。
カメムシが出る時期として、秋ではなく冬を思い浮かべる人が多いかもしれません。
それは、冬になるにつれて気温が下がってくると、冬を越すためにベランダや玄関などから家の中に侵入したカメムシに出会ってしまうことになるからです。
しかし、2024年のように春の時点で大量発生するという場合もあります。
基本的にカメムシには一年を通して注意しておく必要がありますね。
カメムシに天敵はいる?
カメムシに天敵がいれば、姿を見ずに安心して過ごすことができますよね。
代表的なカメムシの天敵は、以下のものがよく挙げられます。
・鳥
・トンボ(オニヤンマ)
・カマキリ
・アリ
・卵寄生蜂
卵寄生蜂というのは、カメムシの卵に寄生する蜂のことで、カメムシの卵の中に卵を産んで、その中で成長して羽化するそうです。
なんだかちょっと想像したら怖いですね…。
ある意味、人間もカメムシの天敵といえるのかもしれませんね!
まとめ カメムシは一年中どこでも遭遇する
カメムシは北海道から沖縄まで日本全国に生息しています。
世界にも、それぞれの地域に適応した多くの種類のカメムシがいますので、我々はどこにいてもカメムシから逃げることはできないのです…。
主に秋に多くなるカメムシですが、冬が近づくと越冬のために家に侵入してきます。
しっかりとカメムシ対策をして、安心して過ごせる家にしましょう!